東京都内でネットカフェで寝泊まりしている数は1晩で約4,000人もいるそうです。日本全国だと1万人以上はいるってことになるんですかね。そしてネットカフェ難民のうち4人に1人が50代という衝撃的な数字がこの番組では出てきました。
この50代が多くなっているってテレビで放送されたのって初めてじゃないかな。50代ってバブル世代で私達、就職氷河期世代からしたらギリギリうまく逃げ切った世代だと思っているので、こういうことをテレビで言われても。。。本当なの?って思いしかないんだけど。。。
番組の途中でこのグラフを見ながらホームレス支援団体の「もやい」の人が、若年層に関して言えば比較的仕事を得やすい。でも50代になってくると(仕事が見つからず)長期滞在者が多くなってくる。なので50代のネットカフェ難民が増加の傾向にあるのだ。って言ってるんだけどさ。
これホームレスの話ちゃうで。ネットカフェ難民の話なんやで。ネットカフェに長期滞在するにはお金いるんやで。50代になると仕事見つからなくなるからネットカフェ難民になるってこんなロジックでテレビ出るなよな。番組制作者もこの発言におかしいって思わんのかよ。
50代が増えているってデータが実際に出ていて、もっと違う原因があるはずなんよ。それを考えて見せるのがお前らの仕事ちゃうんかよ。
今回は、インテリ50歳の「ネットカフェ難民」をカメラが追っています。
川田貴明(50歳)
都内有名私立大学
資格:小学校英語指導者認定資格
簿記1級
珠算1級
商業英検1級
「英語だいたい話せますね。」
話口調がエキストラっぽい感じだけど気にしないでください。
この動画を見て何がつらいって。。。この動画だけじゃないけどさ、ネカフェ難民の人にネカフェの説明をさせるなよな。ここはフリードリンクで飲み放題で、洗濯は309円で広さは寝れるくらいのスペースがあるんですよとか。。。シャワーまでありますよとかさ。
自分からそんな説明しだすわけはないんだから、スタッフが指示したんやろ。
今年50歳になる川田さんはネットカフェ難民、日雇い労働や短期などの仕事をしながらここで寝泊まりしています。
どうしてネットカフェ難民に?
「流れですかね。」
履歴書をみると目指していた教師とは違う飲食業に就職
その後、2,3年ごとに職を転々としています。
そして気がつけば50歳に。。。
ううううぅ。
流れです。飲食業に就職して体を壊してその後1〜2年ごとに職を転々としてただいま私も無職です。そして気がつけば44歳に。。。私も川田さんと同じルートたどってるやん。
九州にすむ親や兄弟とは30年近く連絡をとっていません。
未婚で独身しかも貯金はゼロ
それでも川田さんは・・・
と川田さんは言い放つ。
根拠のない自信なんだけど、私も今の自分の状態を顧みると同じように大丈夫だと思ってたりするんよね。もしかしたら川田さんと思考が同じなのかもしれん。
そして川田さんは。。。
ネカフェで泊まるお金がなくなり野宿をしだす。
私も2年半無職の状態だから川田さんと同じような心境だよ。
でもさ。50代のネカフェ難民が増えているって私は悪いことではないと思うんよね。普通はそんなに仕事がないんだったら生活保護にいくと思うんだよね。そこをネカフェ難民で踏みとどまっているんだからさ。そういう姿を見て石ぶつけるのはどうかと思うわ。
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