この動画は最初に日雇い労働の町である山谷の今とそのあとにネカフェで生活する人の ドキュメンタリーの2部構成になっています。
山谷の方はむかしは日雇い労働の町やったけど仕事の激減と高齢化で生活保護をもらうかホームレスをするかそういった町になっているといった内容。大阪の西成と同じような感じですね。
2つ目の見えない貧困とうたっているネットカフェ問題で今回は30歳の女性と33歳の男性の二人が取り上げられています。えとね。やっぱabemaTVやなとしかいいようがないです。出てきた女性はネットカフェ歴1ヶ月、男性の方はネットカフェ歴3ヶ月。取材費がないんですかね。もっと濃いヤツをドキュメントしないと。
まじでこれってさ。仕事を辞めて失業保険もらっている期間で「俺!無職です!」とかそんな状態で「私、ニートです。」とか言うのと変わらんのよね。
まじでネカフェ難民なめるなよ!!
「俺は好きでやっているから難民とか貧困とかそんなレッテル貼られるのまじないからー」って。。。おいおい。3ヶ月のヤツは言う資格ないからな。そんなものメディアもありがたがって取り上げるなよな。
まあ、とりあえず今回取り上げられた二人を検証しておきます。
倉田幸子さん30歳(ネカフェ難民歴1ヶ月)
収入10万円(ソープ嬢)
支出
6万円(ネットカフェ代)
3万円(飲食代)
1万円(洗濯やシャワーなどの雑費)
家を嫌で出てネカフェで宿泊しながらソープ嬢やって月10万の収入を得ているって。。。この部分から月10万でよくそんな仕事するよなって思うんだけど。。。
支出の10万は、ほぼ生活費のみ。稼いだお金は生活費で消えているので生きる為だけに働いている女性です。
ここでこんなグラフがあらわれて日本の貧困ラインが世帯年収122万円と言われているというアナウンスがある。月11〜15万が圧倒的に多いみたいだ。ちなみに私は月6〜10万に属するのでこの番組から言わせると超貧困ということになります。(´;ω;`)
ショッカー33歳 横山緑みたいな覆面男。(ネカフェ難民歴3ヶ月)
収入15万円(工事現場)
支出
6万円(ネットカフェ代)
5万円(飲食代)
1万円(洗濯やシャワー代など雑費)
3万円(ガールズバーなどの娯楽代)
こちらの方はなんといっても月の収入が15万もあるので娯楽にもお金をまわしている。彼は好きだからこんな生活をしている。と言い張る。そして、貯金はなくとも手持ちのお金がなくなれば仕事をいれる生活を彼は謳歌していると番組ではしめくくる。
でもこれって山谷の日雇い労働者が高度経済成長時代からずっと今まで同じことをしてきてたんだよね。働いて給料を酒に使ってぱーっと宵越しの金をもたない感じで使っていく。決して彼が珍しく現代の新しい考え方をもった生き方ってわけではない。そんな人は50年前からおった。
でも貧困って本人が困ってなかったら貧困じゃないんだよね。いや、相対的貧困っていって君はじゅうぶん貧困ですよとかおせっかいな人間が来ないかぎりさ。まあ、好きに生きたらいいんじゃねえーってこういう番組を見たらいつも思うんよね。
別にいいじゃない。どんな生き方しようがさ。
東京での生活がネカフェだったってだけでさ。田舎から東京に出てきて一人暮らしして何人も夢破れて戻っていく人なんてむかしからおったわけだからさ。東京へ出てきて何ヶ月かネットカフェで生活するくらいで周りもガタガタいう必要ないように思うんよね。ネカフェで生活してようがゲストハウスで生活してようがシェアハウスで生活してようがさ。
そういう不安定な時期は誰しもあるやろ。エリートはしらんけどさ。
まあ、もっとこういうことしたらいいとか思うところもあるけど、こういう選択をあえてしているわけだから困ってないんだからいいと思うよ。ちなみに東京の山谷の簡易宿泊所は2200円がデフォでめちゃ高いです。大阪だと1100〜1300円くらい。1ヶ月だと2万4千円くらいで泊まれるところはある。
東京でもシェアハウスなら1ヶ月3万5千円くらいで住めるところあるんやけどな。