「日本は貧困者に対して本当に冷淡だ」。今回、取材した貧困に喘ぐ人たち、その貧困を取材するジャーナリストたち、いずれも口を揃えて言う。貧困になるのは自業自得、助ける必要はないと考えている人は意外と多い。この本の冒頭はここからはじまる。
そして貧困は罪。と結論づける。日本では「貧困」になるのは「罪」なのである。罪を犯した罪人ゆえに政府や公的機関、宗教団体もボランティア団体も救済しないし貧困者たとも自分を罪人だと思っているから助けを求めなくなる。
格差問題研究会という名で冒頭で書かれている文章を読むと。。。なるほどその通りかもしれないって気持ちになって貧困スパイラル、逃れられない貧困の実態はどうなっているのか?って思いでこの本を読み始めることになると思う。
この本には70人の絶望生活を徹底取材した生の声を収録されている。
しかし、冒頭の介護の現場から笑わしてもらったけど、これはひどい!やりすぎやよ。ここの部分は「中年童貞」の中にかかれていた介護現場の実態、丸パクリってわけではなく中年童貞の著者の記事を掲載しているって感じ。
次に出てくる貧困女子の食卓って。。。65歳ってそれ女子ちゃう。おばあちゃんや!貧困おばあちゃんやよ。つうかよくこんなのばっかり集めてきたな。これが私の率直な感想ですw
「税金で生きている負い目から、NPOを通じてタンザニアの孤児を養子にしました。」なんでや!「毎月、4000円を生活費に送っています。少しでも人様のお役にたてればと・・・・。」
わからんわ。つっこみどころ満載ですよ。
「声優を目指して一念発起。28歳で状況した莉子さんは声優養成所に通いながら派遣バイトで生活する。「貯金を切り崩している状況で破綻までカウントダウンになっていますね。困ったら風俗をするしかないかも。」ってなんでやねん!!
・ω・
最初は、第一章は女たちの貧困なわけやけど、生活保護者に手あたりしだいインタビューした感じですね。これ読んで分かったことがあるんだけど、貧乏ネタって笑えるけど、貧困エピソードはひきます。自殺未遂とかリスカとかてんこ盛りで、もうやめてぇーって感じ。
第二章の男たちの貧困に関してはビーバップの菊りんとかターザン山本とか著名人を選んでいるって感じ。。。っていうか芸人がほとんど該当するよな。なんか主旨と違うと思うんやけど。
いろんな貧乏な人をあつめたてんこもりな本であって、だからといって何かを訴えているわけではない。これ読み物としては面白いけど、読んでも得られる教訓はひとつもないです。
70人の絶望生活を徹底取材!って書いていて、犯罪者や暴力団員まで出てくるし。。。よくわからん。70人中には飛んでいる人がいっぱいいる中にたまに真面目な貧乏な人も出てくる感じです。
冒頭で「日本は貧困者に対して本当に冷淡だ」って書いてたけど、お前らや!貧困者という珍獣を集めて見世物として売り出しているわけだからさ。まじでお前が言うな!それに尽きると思います。
下のふたつの方がおもしろいよ。
↓最底辺ものいろいろあります。