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進撃の無職〜貯金が尽きるまで貧乏セミリタイア!〜

一人暮らし43歳の高卒底辺無職男。ミニマリストを目指すがまだシンプルライフ! 貧困にもめげずにテキトーに年間100万円生活を大阪でしています。



潜入生活保護の闇現場を読みました。

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「不正受給はごく僅かですよ!全体の0.5%程度なのです!」と喧伝する人達がいるが、騙されてはいけない。この0.5%という数字はあくまで不正受給の金額ベースの割合であって件数にすると1年間に全国で4万3千件の不正が発生しているのである。それにこれは発覚した分だけの数であり、暗数も含めたら計り知れないだけの不正があると私は予想する。

と冒頭でこの文章で鷲掴みされ。。。え?どういうこと?

と思い読みはじめたらこれが面白い!まじオススメです!

 

  

本のタイトルが潜入生活保護の闇現場と書かれているけど、潜入とか闇現場とかそういうニュアンスでは本を読んでみた感想としてはないような気がします。

著者は偶然に貧困ビジネスに勧誘され入り口にたった時にどうなってるんだろう?という好奇心で入っていったと書かれているわけだけど。。。潜入してレポしてやるぞ!ってものではない。手記に近いですね。

著書自身は物書きのテーマとしてこれを選んで潜入したわけではない。普通のバックパッカーしてた人でこういう生活に落ちてしまった為にのちにライターとして本を書き上げましたって感じ。それにしてはここまでのものを書けるんだなーって素直に凄いと思いました。

8章からなるんだけどこの著書の思いや考えが序盤、中盤、終盤と変わっていくのがこれまた素人ぽくていいです。

 

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タコ部屋。

貧困ビジネスの内部というかどういう風に組織し運営されていたか細かく書かれています。途中でこの本って貧困ビジネスの会長である和合さんの立身出世の伝記かな?と私なんかは勘違いしてしまいましたよ。この人って現代の北条早雲やカーネル・サンダースじゃないのか?ってさ。

 

ただ貧困ビジネスが悪!ってわけの視点ではなくて。

入ってみてこれは許されないことだ!と義憤に駆られたものの時間がたつにつれでもこれって結局これによって救われてた人がいるわけでしょと著者自身が私達にかなり近い位置にいるからこその面白さっていうんですかね。そういうところがよかったです。 

 

【生活保護のこと】 

 

生活保護に関しては、貯金がないこと、親族が扶養出来ないことの二点で生活保護がもらえます。

若くて働けるかどうかは関係ないみたいです。それは生活保護を貰ってから協議するものでリーマンショック後はかなり緩和されたみたいです。

また親族の扶養出来ないってのも親に通知が行って親が扶養出来ませんって言わなくても無視してたらいいだけらしいですね。

 

自由競争になるとうまく生きられない人間はどういう世でもいるってことだと思う。お金の管理が出来ない人がね。

タコ部屋でお小遣いは月2万円で三食は出る。

そこを出た人間は生活保護費をまるまる貰えて自由になる金が増えるわけやけど、気付いたら家賃滞納するくらいにまで突き進む人もいる。部屋は散らかしっぱなし自炊はしない。あったらあるだけ使ってしまう。

ここが現世での縮図だといえなくもないかなと。

どんな平等な世の中、キレイな世の中に制度設計がなされたとしてもはみ出てしまう人間ってやっぱりおるってことだと思う。なんで?一ヶ月分のお金をなんで一日目にパチンコで全てつぎ込んでしまうん?普通の人には理解出来ないでしょ?でもやってしまう人はおるんですよ。

そういう人はじゃあどうすればいいの?おそらく誰も答えられないと思う。

 

下流老人の藤田孝典氏も出てきます。

貧困ビジネスをしているのは藤田孝典自身じゃないの?と。

まあ、今はそれで稼いでいるわけだからそうかもしれません。

正義の為にしだしたことであってもそれによって稼げる事がわかるとじょじょに主張もイビツになっていきますよね。

 

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